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アイシークリニックの、これまでとこれから アイシークリニックの、これまでとこれから

三人の医師 三人の医師
皮膚表面疾患の日帰り手術専門院として、
これまでにない医療の提供を
目指すアイシークリニック。
そんな当院の設立の経緯や、具体的な取り組み、
今後の展望について、クリニック運営に携わる
3 名の医師に話を聞きました。
上野院院長 高桑 康太 医師
新宿院院長 佐藤 昌樹 医師
渋谷院院長 吉竹 俊裕 医師 略歴 略歴

アイシークリニック設立の経緯は? アイシークリニック設立の経緯は?

高桑:このクリニックの構想を立てたのは、大学病院に勤務していた頃です。大きな病院には、重大な疾患の患者さん、急病の患者さんが多くいらっしゃいます。すると、分類としては軽度な症状の方への処置は、どうしても後回しになってしまう。やっと予約が取れて治療ができるかと思いきや、手術は数週間後、数ヶ月後になることも少なくありません。この構造上の問題をどうにかして解決できないかと思ったのがきっかけでした。

佐藤:僕はその頃、高桑先生と同じ病院に勤務していました。この問題は、多くの医師が抱えるジレンマですよね。いくら軽度な疾患だからといっても、手術をする限りは大病院の大掛かりな手術システムを使わなければいけないので、どうしても小回りが効かないんですよ。仕方のないことだと割り切ることもできると思うんですが、高桑先生からクリニックの構想を聞いた時に、「それはやるべきだ」と思いました。

高桑:前例のないことをやろうとしている中で、賛同者の存在はありがたかったですね。

吉竹:私は設立後に参加しましたが、初めてアイシークリニックの存在を知ったとき、そのコンセプトが非常に面白いな、と思いました。大学病院時代のジレンマについては高桑先生、佐藤先生とまったく同じです。大学病院や総合病院は平日の日中が外来診療で、夜間休日は救急患者のみ受け入れる体制ですので、仕事が忙しく平日休めない方などは特に予約が取りづらい。痛みなど、症状を伴う疾患をお持ちだと、たとえ数日でも長く感じられるでしょう。そんな方に、何度も平日昼間に通院するよう指示したり、数週間から数か月後の手術日程を伝えるのは堪えるものがありました。

高桑:そうですよね。そんな方々に、いかに早く治療を提供できるかということにアイシークリニックはこだわっています。だからこそ、土日、祝日問わず診療を行い、24時間予約を受付できる体制も整えたんです。このクリニックの存在自体が社会貢献になると、確信を持って設立に踏み切りました。

佐藤:視点を変えれば、日帰り手術クリニックがあることによって、大きな病院の先生たちは重い疾患、専門的疾患の患者さんと向き合う時間を確保できますし、手術する設備を持たない開業医の先生方は、手術が必要な疾患に対して今までよりもっと気軽に患者さんを紹介できると思います。医療業界全体のバランスを考えたときに、必要だったけど今まで誰も取り組んでこなかった役割がこのクリニックにはあると思います。
日帰り手術専門院

日帰り手術専門院を実現するために取り組んでいることは? 日帰り手術専門院を実現するために取り組んでいることは?

高桑:できる限り多くの患者さんに治療を提供するために力を入れたのは、そのための仕組みづく り、組織づくり。まずは先ほども申し上げたように、予約が取りやすく、受診しやすい環境を整えま した。休診日を設けず、24時間予約を受け付ける。また、どのクリニックも駅から近く、アクセスの 良い場所であることにもこだわっています。

吉竹:患者さんにとっては、手術を終えても、しっかり傷が治るまでは不安が尽きないものですよ ね。毎日開院していること、アクセスが良いことで、気になることがあればいつでも受診できる。 そんな環境を提供することで患者さんの術後の不安解消につながっていると思います。

佐藤:そして、チーム医療体制の構築ですね。形成外科の中でも細かく専門領域があり、アイシー クリニックには各領域の専門家が集まっています。得意分野の異なる医師が協力することで、幅広 い疾患に迅速な対応ができるのも、このクリニックの特徴だと思います。さらに日帰り手術では対 応できない悪性の腫瘍が見つかったとしても、専門的な知見を活かして、すぐに近隣の大学病院な どの機関と連携が取れるようになっています。

吉竹:そもそも、日本全国に形成外科医自体が少ないんですよね。しかもその多くが大学病院や市 中病院に所属していて、地域によっては形成外科医がいないところもある。そんな希少な医師が、ア イシークリニックには何十人も在籍しています。大きな病院でないとなかなか出会えない医師の治 療を、気軽に受けることができるのが、アイシークリニックの強みではないでしょうか。

高桑:そうですね。それに、この組織力を最大限に活かすためにも、医師が手術に集中できる環境 をつくることが必要です。医師だけではなし得ないことを、看護師、看護助手の方々にサポートい ただいて、チーム医療が成り立っています。また、手術器具も定期的に新しいものに入れ替えたり するなど、ハード面のメンテナンスも欠かせない要素ですね。

佐藤:あとは、患者さんへの思いやりですね。患者さんの負担を極限まで減らすために、当日手術 と最小限の再診回数を目指す「かかりつけない」クリニックですから、どうしても一人ひとりの患 者さんに向き合う時間は限られますし、逆にそれが求められていることでもあります。ただ、このく らい受診回数を絞っていても、“やっと時間を作ってわらにもすがる思いで当院を受診した”という 患者さんは多いですね。

吉竹:本当に困ったときの駆け込み寺みたいな立ち位置ですよね。手術はとても怖いけれど、その 日にできるなら…と、勇気を出して受診しに来てくれた方も多いです。

高桑:そんな患者さんの大変な境遇や受診してくれた勇気に共感し寄り添うようにしています。ク リニックにいる短い時間を有意義に過ごしてほしい。このクリニックがあって良かった、来て良かっ たと思って帰っていただきたい。一期一会の精神で患者さんに対応することを心がけていますね。
技術の向上

技術の向上を目指す医師にとってのメリットは? 技術の向上を目指す医師にとってのメリットは?

佐藤:まず前提として、当院で扱うのは軽度な疾患の手術が多いですよね。ですから外部の医師 からは、研究や工夫の余地があまりないのではと思われていることも多いと思うんです。

吉竹:そのイメージはあるでしょうね。ただ私自身もそうですが、実際に働き始めてから、粉瘤の手 術一つとっても、その奥深さを感じています。いかに効率よく、組織へのダメージを最小限にして手 術を行うか、合併症を減らすにはどういうやり方が最も良いのか、日々工夫の連続です。他の医師の 意見を取り入れたり、自分でも数をこなす中で洗練されてきて、色々と見えてくることがあります。

高桑簡単な手術と思われがちですが、技術的な難しさや向上の余地は十分にありますよね。同 じ粉瘤でも、患者さんの負担を軽減するために、より素早く、より小さな傷で手術を済ませようと 思うと、決まりきったやり方では対応できなくなりますから。スピードと質の追求は、奥が深いと思 います。

佐藤:アイシークリニックで働き始めてから、「同じ時間で自分の何倍も多く手術をこなす先生が いることに驚いて、もっと腕を上げたいと思った」という先生もいらっしゃいますしね。

吉竹:スピードに関して言うと、患者さんから「え、もう終わったんですか?」と言われるとちょっと 嬉しいですね。

高桑:「話してるうちに終わっちゃいましたね」みたいなことも結構ありますよね(笑)。

佐藤:僕は最近、「テープを剥がすときが一番痛かったです」と言われました。テープを剥がすの も、もっと上手くならないと(笑)。

吉竹:あと、ここに来てよかったなと思えるのは、同じ分野の仲間が多いということですね。形成 外科医は絶対数が少ないので、クリニックや市中病院だと医師が1,2名でやっているところが多 いんですよ。アイシークリニックは様々な医局出身の医師が多数在籍しているので、ほかの医局の 先生と切磋琢磨できたり、キャリアの相談ができたりします。手術のやり方や考え方の違いなども 知ることができて学ぶところも多く、一気に視野が広がりましたね。
今後の展望

クリニックの今後の展望は? クリニックの今後の展望は?

高桑:今アイシークリニックは、順調に規模を拡大しています。ですが、より多くの患者さんに 私たちの医療を届けるために、まだまだ医師の数も、院数も足りないと思っています。

佐藤:新しく院を開くためには、管理責任医師、つまり院長として運営に携わっていただける方も 必要ですよね。ですから、私たちの目指す“かかりつけないクリニック”の理念、つまり日帰り手術 を通して医療業界における新たな役割を担い、より多くの患者さんに貢献していくことに共感いた だける方に、一人でも多く来ていただきたいですね。

吉竹:院長として働くと聞くと、少し抵抗のある人もいらっしゃると思うんですよ。「余計な雑務 が増えて診療に集中できないのではないか、金銭を含めた重大な責任を負わなければいけない のではないか、生活を犠牲にしないといけないのではないか」とか。だけど、院長と言っても定 時に始まり定時に終わるというところは変わらない。各院の院長は診療に集中できるようになっ ています。また、保険診療のクリニックですので、一部の美容外科のように売上ノルマもありま せん。私自身、院長になる前後でライフスタイルの変化はありませんでした。

佐藤:これまで関わることのなかった運営側のことを知れるのも面白いですよね。クリニックの サービス品質を上げるためにどんな施策を打ち出していくか。医師陣だけでなく看護師さんやス タッフさんとも相談したり、医療器具もどこのメーカーと相談をして、どれだけいいものを揃えら れるか検討したりと、工夫できることがたくさんあって、やりがいがあります。

吉竹:そんな方に来ていただければ、アイシークリニックの成長も加速しますね。もちろん、管理 責任医師を務めていただく方だけでなく、ここで働くすべての人にとって有益で、刺激のある場所 にしていきたいと思っています。現状に満足せずに、世の中のニーズに合わせて新しい医療を提供 し続けられるクリニックをつくっていきたいですね。

高桑:「まだまだ足りない」とは言ったものの、設立当初は数名だった医師も、今では30名を 超えました。とてもありがたいことです。これからも、多くの医師にとってより魅力的なクリニッ クになれるように研鑽を重ねていきたいと思っています。休診のないクリニックですから、院内 の見学などもいつでも受け付けております。ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひ一度ご連絡い ただければと思います。
医師の横顔
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